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□ハロウィン
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今日がハロウィンという日であり、イベントな日でもあるのだ。
盗賊の家業をしていて、況して裏の仕事をしている彼等…ルパン一味には縁の無い行事なのだが…。
今年は違っているようで。
「次元、ルパンっ!!」
「んあ?なんだ?」
「どったの、五ヱ門ちゃん?!」
「Trick or TREAT!」
「「…は?」」
「お菓子をくれないと悪戯するでござるよ?」
そういうイベントには滅相も無く縁が有る無しに関わらず、堅物で融通が効かなく不似合いな彼…末裔が、ハロウィンならではの台詞を言うもんだから二人は驚いてしまう。
「ご、五ヱ門お前どこで、んな言葉覚えたんだ?」
「…五ヱ門が…悪戯するって…」
天然ボケなのか、言葉の深い意味を知らないのか、真顔で言う侍、石川五ヱ門。
「喋ってないで、さっさと拙者にお菓子を寄越さぬか」
「おい、ルパン」
「ヌフフフ…どうしましょ〜?」
赤と黒の二人は互いに顔を見合わせニヤニヤ笑う始末。それが癪に触ったのだろう声を張り上げて言い募り。
「早く渡さないと悪戯するぞ!」
「悪戯してくれても構わねぇぞ?」
「なに?」
「お菓子なんてモン俺達持ってねぇからよ〜」
だから代わりに、ヌフフな事してくれても良いんだぜ〜vっと憎たらしい笑顔で言ってみせた。
その表情を見て自分が恥ずかしい発言をしたのを自覚すれば顔を真っ赤にして、逃げるようにアジトから出て行った。
「…失礼するっ!//」
「あちゃ〜、こりゃまた派手に斬って行きやがって」
「ルパン、お前からかい過ぎだ」
「グフフ〜そうか〜?笑」
二人が居る部屋(アジト)は五ヱ門の手により、壁やら家具やらを斬り刻まれてボロボロな状態になっている。
その日から日にちが空いた後、修行の為と言う口実で、暫く帰って来なかったのは言うまでも無かった。
おわり
2010.9/29
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↓以下、あとがき(^ω^)
とりっくおあーとりーと!
お菓子をくれないと悪戯しちゃうぞ☆
まだ早いんですが、
ハロウィンを書いちゃいました(´ω`)
少しでも楽しんで頂けたら嬉しいです♪
ここまで読んで下り嬉しいです☆
拍手ありがとうございました!