英雄への道

□備えよ!渾身の体育祭へ
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体育祭は私たちヒーローの卵にとって最大のチャンスだ。
全国のプロヒーローが自分の事務所にスカウトの為大勢見に来る。
年に一回、高校三年間の内三回までのヒーローになる為のチャンス…
皆は相澤先生の言葉に奮い立っていた。

時間が進み、四限目の現代文の授業が終わり昼休み。
皆ノリノリで体育祭のことで盛り上がる。


『皆盛り上がってるねぇ。』
「だねせーちゃん。」


教室の後ろでワイワイしてるクラスメイトをいっちゃんと見ていると飯田くんがお昼に行こうと声をかけてきた。


「君たちは違うのか?」


確かに、雄英のヒーロー科に在籍してるんだしその辺は当たり前なんだけど…


「飯田くん、デクくん、精羅ちゃん…」


飯田くんと話していると近くにいたお茶子ちゃんが声をかけてきた。


「頑張ろうね体育祭。」
「『顔がアレだよお茶子ちゃん/麗日さん!!?』」


いつものポワポワした雰囲気皆無のお茶子ちゃんがそこにいた…


「どうした?全然うららかじゃないよ麗日。」


三奈ちゃんも思ったから何事かと訊いてるし…
峰田くんが何か言おうとしたけど梅雨ちゃんのベロビンタが炸裂していた。


「皆!!私!!頑張る!」
「おおー…けどどうした、キャラがフワフワしてんぞ!!」


気合い入ってるけどホントどうしたのお茶子ちゃん…


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