英雄への道
□決着!そして束の間の休息
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何だかいっちゃんがこっちを凝視してるけど、どうしたんだろ?
「失礼します。」
そんなことを思っていると保健室のドアが開き、ル○ン3世の銭○警部みたいな格好をした(本人より数倍若くてカッコいいけど)男性が入ってきた。
「…オールマイト、久しぶり!」
「塚内くん!!君もこっちに来てたのか!!」
俊典さんが少量の血を吐きながら男性の登場に驚いているみたいだ。
『オールマイト、お知り合いです?正体知ってるみたいですし…』
「その通りさ動力少女!彼は最も仲良しの警察、塚内 直正くんさ!」
「ハハッ、何だその紹介。」
どうやら入ってきた男性、塚内 直正さんは警察の人らしい。
俊典さんの正体も知ってるみたいだし、友人のようだ。
塚内さんの話では相澤先生も13号先生も命に別状は無く、クラスメートはいっちゃん以外は数人軽傷者がいる程度だという。
「3人のヒーローが身を挺していなければ、生徒らも無事じゃあいられなかったろうな。」
先生達がいなかったら私達は何人生き残れていただろう…
「一つ違うぜ塚内くん。」
塚内さんの言葉に沈んでいた思考が俊典さんの言葉に遮られた。
「生徒らもまた戦い、身を挺した!!」
俊典さんは言った…
誰よりも早く実戦を経験し、生き残り、大人(プロ)の世界、恐怖を知った私達は…
「1−A(このクラス)は強いヒーロになるぞ!!」
俊典さんは私の頭を撫でながら塚内さんにそう言ってくれた。
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