英雄への道

□決着!そして束の間の休息
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ー蛙吹 梅雨視点ー

「16…17…18……両足重症の彼とリカバリーガール補佐に同行した彼女を除いて………」


ケロ、刑事さんが私達の人数を確認しているわ。


「ほぼ全員無事か。」


今ここに居るのA組は両足がバキバキに折れてしまった緑谷ちゃんと少しでも治りを良くさせたくてついて行った精羅ちゃんを除いた人数…
皆多少怪我がある人もいたけれど、緑谷ちゃん程の怪我をしている人はいなかったわ。


「尾白くん…今度は燃えてたんだってね。一人で…強かったんだね。」
「皆一人だと思ってたよ俺…」


尾白ちゃんは一人火災ゾーンにいたみたいだわ。
透ちゃんは土砂災害ゾーンで轟ちゃんの活躍を見てたみたいね。


「僕がいたところはね…どこだとおもう!?」


青山ちゃんが訊いてきたけれど皆は無視しているみたいだわ。


「どこ?」


私は一応訊いてみたけれど…


「秘密さ!!」


訊くだけ無駄だったみたいだわ。


「とりあえず生徒らは教室へ戻ってもらおう。すぐ事情聴取ってわけにもいかんだろ。」


刑事さんの気遣いには感謝するわ。
でも私、気になっている事があるの。


「刑事さん、相澤先生は…」


私の質問にすぐに病院についている他の刑事さんに電話してくれたわ。


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