英雄への道

□決着!そして束の間の休息
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死柄木 弔と黒霧…
二人の敵が撤退し、USJ事件が幕を閉じた。
先生達(プロヒーロー)がここにこんなに集まれたって事は、敵が来たのはここだけっていう事だ。


「動力に緑谷ぁ!!大丈夫か!?」


声がしたのでそっちを向いてみると…
切島くんがこっちに…向かって来たぁ!?
ヤバイ待って切島くん!
今来られたらオールマイトが違う姿だってバレちゃうぅ!!


『ききき切島くん!いっちゃんは私が保健室に運ぶから他のみんなに言っておいてくれない!?』


私は慌てて切島くんに待ったをかける。


「お、そうか?じゃあ伝えとくわ!」


せ、セーフ…
元来、友達想いな切島くんだから疑いもなく他のクラスメイトへと向かって走って行った。
すると私の隣に誰かが来た。


「手間を掛けたね動力。」
『あ、セメントス先生。』


いつのまにか此方に来ていたセメントス先生だった。
セメントス先生はオールマイトへ歩み寄り体を支え立ち上がらせる。


「支えますよオールマイト。しかしまァ、毎度、無茶しますね…」
「無茶をしなければやられていた。それ程に…」

強敵だった…

オールマイトはそう言って顔についた血を拭った。

こうして、大怪我を負った相澤先生と13号先生は担架で運ばれ病院へ、オールマイトといっちゃんはリカバリーガール先生がいる保健室へそれぞれ運ばれていった。
私はいっちゃんとオールマイトの治癒に少しでも手助けできるようにリカバリーガール先生の補佐として保健室へと同行させてもらった。

次項 梅雨ちゃん視点


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