英雄への道

□来た!我らのヒーロー
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轟くんが脳無を凍らせたことで手の力が緩んだのだろう。
オールマイトが脳無から抜け出すことができた。

オールマイトが自由になった。
戦闘的に有利な勝や轟くんがいる。
形勢逆転をしたかに思えた…


「出入口を押さえられた………こりゃあ…ピンチだなぁ…」


どこか他人事の死柄木 弔…
なんだろう、何かあるのだろうか…


「このウッカリヤローめ!やっぱ思った通りだ!」


そんな中、勝が黒霧を押さえながらニヤリと笑った。


「モヤ状のワープゲートになれる箇所は【限られてる】!そのモヤゲートで実体部分を覆ってたんだろ!?そうだろ!?」


勝は得意げに言う。


「全身モヤの物理無効人生なら【危ない】っつー発想は出ねぇもんなぁ!!!」
「ぬぅっ…」


黒霧は逃れようと抵抗しようとしたが…


「っと動くな!!【怪しい動きをした】と俺が判断したらすぐ爆破する!!」
『それヒーローじゃなくて敵の言動…』
「確かに…」


到底ヒーローとは思えない言動に私と切島くんはちょっと引いた。


「攻略された上に全員ほぼ無傷…すごいなぁ、最近の子供は…恥ずかしくなってくるぜ敵連合…!」


そんな中、死柄木 弔は平然としていた。


「脳無、爆発小僧をやっつけろ。まずは出入口の奪還だ。」


そう言った瞬間、脳無は凍った身体が割れ、崩れながらも立ち上がった。


『そんな…嘘でしょ……』
「身体が割れてるのに…動いてる……!?」


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