英雄への道

□来た!我らのヒーロー
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地面に突き刺さったと思った脳無は靄の敵、黒霧によって上半身をワープさせオールマイトを捕らえていた。


『オールマイト!!』


脳無の両指は深くオールマイトの脇腹に刺さっていた。
あそこはオールマイトが大怪我をした場所…
今一番弱点の場所…


「あなたを拘束するのが脳無の役目、そしてあなたの身体を半端に留まった状態でゲートを閉じ…」


少しずつ脳無が靄に沈んでいく…


「引きちぎるのが私の役目。」


嫌だ…
オールマイトが…
俊典さんが…


『「オールマイトォ!!!!」』


私は思わず飛び出していった。
いっちゃんと一緒に…


「浅はか。」


黒霧が個性を発動させ私といっちゃんを飲み込もうとした。
その時…


「どっ…け邪魔だ!!」


爆発とともに靄は散りそこには…


「デク!チビ女!!」


勝が、来てくれた…

勝は散らした靄の中にあった黒霧の実体を掴むと地面に叩きつけた。

するとその次の瞬間、オールマイトを拘束していた脳無が凍りついた。


「てめェらが動力を拐う事とオールマイト殺しを実行する役とだけ聞いた。」


そこにいたのは轟くんと…


「!」
「だあー!!」


勝と一緒に駆けつけてくれた切島くんだった。


「くっそ!!!いいとこねー!」
「スカしてんじゃねぇぞモヤモブが!!」
「クラスメイトは拐わせねぇし、平和の象徴もてめェら如きに殺れねえよ。」


三人が私といっちゃんを背に死柄木 弔と対峙する。


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