英雄への道

□勝利せよ!戦闘訓練
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「始めようか有精卵共!!!戦闘訓練のお時間だ!!!」


俊…オールマイト先生の掛け声を聞き、みんなやる気満々だ。
あ、いっちゃんみっけ!


『いっちゃ〜ん。』
「あ、せーちゃ…うわぁぁ…!!」


え?いっちゃんが私を見て叫ぶ。


「あ、デクくん!?かっこいいね!!地に足ついた感じ!」
「麗日さ…うおお…!!」


お茶子ちゃんを見ても叫ぶ。

どうやら私やお茶子ちゃんのスーツがパツパツぴっちりなのに戸惑っているようだ。
するとクラスメートの、私より背の低い(希少だね)男子がスススとやってきて…


「ヒーロー科最高。」


と、サムズアップしていっちゃんに言った。
何となく危険だなこの子…


「良いじゃないか皆、カッコイイぜ!!」


オールマイト先生がみんなのコスチュームを褒める。
ふと、オールマイト先生がいっちゃんに目を向けると…


「ムム!?」


いっちゃんのコスチュームを見て横を向き、口に手を当てて震えている。
あ、いっちゃんのコスチュームの耳っぽいやつか…
あ、今度はこっち見た。


「ブフォッ!?///」


あれ?なんか反応違う?


「(何つー格好してるんだい精羅くん!そりゃちょっと発育良いなとは思ってたけどそんなボディラインむき出しのコスチュームなんて目のやり場に困るじゃないか!いや、私は決してロリコンでは無いはず!ではないはず!!だが…)」

チラッ

『?』

たゆんっ

「(NOぉぉぉぉぉぉっ!!なぜ見た私!!?)」


なんだか葛藤してるけど、どうしたんだろ?
(自分のコンプレックスがまさかの誘惑素材になっているとは露知らずの精羅である(by管理人))


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