英雄への道

□受かれテスト!個性把握と除籍処分
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「個性把握…テストォ!?」クラス全員


入学式もガイダンスもすっ飛ばして相澤先生は私達A組の個性把握テストを実施すると言った。


「入学式は!?ガイダンスは!?」
『出なくていいんですか!?』
「ヒーローになるならそんな悠長な行事出る時間ないよ。」


私やお茶子ちゃんが相澤先生に抗議するが軽く流された。
相澤先生曰く、雄英は【自由】な校風が売りである。
それは生徒のみならず教師も然りだという事だ。

相澤先生は勝にソフトボール投げをさせた。
勝の中学の頃の記録は67m、それをここでは個性を使って計測する。


「死ねぇ!!!」
『勝、掛け声…』


相澤先生が持っている機械に勝の記録げ表示される。


「まず、自分の【最大限】を知る。それがヒーローの素地を形成する合理的手段。」


相澤先生の説明を余所にみんなは面白そうだとはしゃいでいた。


「……面白そう…か。」
『!?(ゾワッ)』


相澤先生から異様な気配が漂ってくる。


「ヒーローになる為の三年間、そんな腹づもりで過ごす気でいるのかい?」


次の相澤先生の言葉に私は戦慄を感じた。


「よし、トータル成績最下位の者は見込みなしと判断し…【除籍処分】としよう。」


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