英雄への道

□挑め試験!出会いと合格
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試験は向かってくる敵を模したロボットを撃退する事。
撃退するとポイントが加算されるが、ポイントはロボットによって異なる上に0の物もあるので注意する事。

そして、実戦試験は開始された。
私はロボットの起動エナジーを奪い取り機能を停止させていく。
あと少しで試験終了、そう思った矢先だった。

目の前にとてつもなく巨大なロボ敵が出現した。


『特撮ものの演出か!!!!!!』


思わず叫んでしまった私は悪くないだろう。
そんな中、巨大なロボ敵の出現に周りの受験生は大パニック。
倒そうと思う者はおらず、我先にと逃げ出した。
それもそのはず、あの巨大ロボ敵のポイントは0だ。
つまり、倒しても意味のない代物だからだ。
私も逃げようとしたその時…


「わぁぁぁっ!!」


聞き覚えのある声が聞こえた。
振り返ると其処には横たわる体操服…基、会場前で知り合った葉隠さんだった。
彼女は基本透明人間だ。
おまけに今は巨大なロボ敵で他の人に構ってはいられない。
だから彼女の存在にみんな気づかない。
でも…仮にも、ヒーローを目指す者であるならば…


『困難に立ち向かい、人命救助を優先すべし!!!!!!』


私はロボットから奪ったエナジーを足に集中させて一気に放出した。


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