英雄への道
□始まりは衝突から
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ある日の休日、私はショッピングモールでウインドウショッピングを楽しんでいた。
ワンピースやアクセサリーを見たりして浮かれていたんだと思う。
『きゃっ!?』
「っ!?」
お店の角から出てきた人にぶつかってしまったのだ。
『いたた…』
「すまないね、大丈夫かい?」
『あ、はい。大丈夫で…』
その瞬間、私の時間は止まった気がした。
心配そうに手を差し伸べるその人を見た瞬間に…
ぶつかって恋に落ちるなんて一昔前の少女漫画じゃあるまいしと思うかもしれない。
でも…
「?、どうしたのかな?」
『あ、いえ…ありがとうございます。』
その時、私はその人以外目に入らなくなっていたから…
この時から、私とその人…
八木 俊典さんとの縁が始まったのだった。
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