英雄への道

□決着!そして束の間の休息
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けど…
あの、俊典さん…///


『あの、お、オールマイト…その、あの…///』
「…はっ!?///すすすすまない動力少女!!///」
「何だいオールマイト、未成年に手を出してるのかい?いくら平和の象徴の君でも逮捕するぞ?」
「違う塚内くん!まだ私と動力少女はそう言う関係ではっ!!」
「まだって事はいずれはなるのか?」
「塚内くん!!」

焦るオールマイトの声とハハハッ、と笑う塚内さんの言葉に私は益々顔が熱くなるのを感じた…///

ー緑谷とリカバリーガールの会話ー
〜緑谷 出久視点〜

隣がとても賑やかだ。
どう見ても揶揄っているであろう塚内さんとそれに気づかずわたわたとしているオールマイト、そして顔を赤らめ俯くせーちゃん。
せーちゃんを見て、やっと確信がもてた。


「やっぱり、せーちゃんオールマイトが好きなんだ。」
「何だい坊や、あの子の気持ち知ってたのかい?」


いつの間にかリカバリーガールが僕の方に来ていた。


「あ、いや…せーちゃん昔から歳上の男の人を好きになりやすいんです。しかも一回り以上歳上の。」
「そりゃまた、変わった好みだねぇ。」
「ははは…」


かっちゃん曰く、【老け専】らしい。
幼稚園の時も、小学校の時も、せーちゃんが好きになった人は全員一回り以上歳上の人ばっかりだった。
それに加えてオールマイトを見るせーちゃんの瞳がキラキラしていたから幼馴染の経験から直ぐにわかった。
いつもは片想いで終わったせーちゃんの恋…
でも今回は何かが違う、そう思える何かがあるような気がした…



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