英雄への道

□驚愕!クラス委員長と忍び寄る闇
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戦闘訓練の翌日、登校すると校門には報道陣がごった返していた…


『うわぁ、行くしかないよねぇ…』


私は意を決して校門に向かう。
目ざとく見つけた報道陣は挙ってこっちにマイクを向ける。


「あ、君雄英の生徒だよね?オールマイトの授業中について一言!」


こっちの都合も御構い無しに通行を塞ぎマイクを向けて無遠慮に質問してくるリポーターにプチっと音がした。


『えーっと、報道って報道の自由を盾にして幼気な学生の登校を妨げて無遠慮に質問投げかける人のことでしたっけ?』
「え?」


私の言葉に一番近くにいるリポーターの人が戸惑いの声を出す。


『それともこっちの都合も御構い無しに勝手にマイク突きつけてその学生が遅刻しても構わない人のことでしたっけ?』
「え、えっと…」


報道陣の人達は冷や汗を流し始めた。


『あぁ、勿論…皆さんはそんな人達じゃ無いですよ、ね?』


ニッコリ、と私は報道陣の人達に微笑みかけた。


「は、はいっ!」報道陣全員


すると報道陣の人達が道を開けてくれた。
そうそう、パパラッチじゃないんだから節度を守らなきゃね。

私は冷や汗を流す報道陣を後にして校門をくぐる。
危うく遅刻するところだったよ。
私はその時気づかなかったがその後ろには相澤先生がいて、


「動力、やるな…」


と感心していたらしい。


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