英雄への道

□勝利せよ!戦闘訓練
1ページ/12ページ

テストから一夜明けた翌日、いよいよ本格的に高校生活がスタートした。

座学の授業はもちろんある。
でも意外だったのがボイスヒーロー プレゼント・マイク先生の授業が声の大きさ以外普通だった事かな…
あの先生ならもっと突拍子の無い授業かと思ったのになぁ。

お昼は各自お弁当や食堂で食べる。
私はお弁当と食堂交互にいこうと思う。
今日は食堂だ。
ランチラッシュのご飯…美味しい〜!!

そして、本日のメインと言っても過言じゃない。
ヒーロー基礎学!
俊典さ、コホン…オールマイト先生が担当する実技実習だ。

今日はバトル形式の実戦授業。
各自考案、希望したヒーロースーツを着ての実習になるらしい。

私は掌と足の裏に貯めたエナジーを出す噴射口と視線を悟られない為のゴーグル、そして何より動きやすいという希望を出したのだが…


『何これ…』


確かに噴射口、ミラーゴーグルもある…
だけど…何で、何で……


『何でこんなぴっちりスーツなのぉ〜っ!!?』
「わぁ、精羅ちゃんおっぱいおっきいんやねぇ。」
『止めて言わないでお茶子ちゃん!コンプレックスなの!身体小ちゃいのに胸だけ大きいとかまんま変質者に狙われる素材特盛だよ!!』


私はorzの姿で項垂れる。


「確かにぃ、精羅ちゃんそういう人≠ノ狙われやすそうだよね〜」
『透ちゃんひどい!!』


そんな会話もそこそこに、着替え終わった私達は、グラウンドβに集合した。


次へ
前の章へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ