英雄への道
□勝利せよ!戦闘訓練
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『何(重要な)話しちゃってんの!?そんな突拍子のない話信じるわけないでしょ!?』
「せーちゃ、僕怪我人…」
いっちゃんが何か言ってるが、無視だ!!
俊典さんとのトップシークレット簡単に明かしてるんじゃないよ!!
「オイチビ女!テメェにも言っておく…」
『?』
勝が私にも目を向けた。
どうやらいっちゃんの【譲り受けた個性】発言は信じてはいないようだ。
勝は悔しそうに目を潤ませて、私やいっちゃんに言った。
「こっからだ!俺はここで一番に【なってやる】!!」
『!!』
どうやら…肥大したプライドでも暴走しない理性は残っていたみたいだね。
「俺に勝つなんてデクにもチビ女にも、ねぇからな!!クソが!!」
『(クスッ)楽しみにしてるよ。』
本当に、勝は予想を裏切ってくれたね…
【良い】意味で、ね。
その後、オールマイトが勝のアフターケアに飛んできたが既に立ち直っている勝には無用の激励だったなかもしれない…
勝に火がついた。
いっちゃんも新たに歩み始めた。
私も、進まなくちゃいけない。
しかしこの数日後、私も、いっちゃんも、A組のみんなも知る事になる…
真に賢しく、恐怖する敵の存在を…
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