英雄への道
□受かれテスト!個性把握と除籍処分
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春真っ盛りのこの日、私は雄英の生徒になった。
『いってきまぁす。』
「いってらっしゃい、気をつけてね。」
新しい制服に身を包み、家を出た。
電車に乗り、ドキドキしながら学校への通学路を進む。
私のクラスはA組だ。
クラス表を見た後は自分のクラスへと足を運ぶ。
ガラッ
クラスに入ると…
「チビ女っ!!テメェもこのクラスかぁ!!?」
開けた瞬間怒号が聞こえる。
史上最強の俺様、幼馴染の勝がいた…
『勝馬鹿なの?クラス表見てないの?』
「んだとコラァ!!!」
『うっさいよ。大人しくしなよ。』
ドキドキと緊張していた気持ちが勝の出現により急激に萎んでいくようだった。
席順は決まってないらしく私は窓際の後ろに座る事にした。
まだ勝は何かしら怒鳴っていたが無視した。
暫くすると教室の扉が開く。
そこには、もう1人の幼馴染のいっちゃんが立っていた。
『あ、いっちゃ〜ん!』
「あ!せーちゃん!?」
私は直ぐにいっちゃんに駆け寄った。
、