英雄への道
□受かれテスト!個性把握と除籍処分
7ページ/7ページ
〜オールマイト視点〜
相澤くんがこちらに歩いてくる。
「相澤くんのウソつき!」
私は相澤くんに話しかけた。
「オールマイトさん…見てたんですね…暇なんですか?」
相変わらず素っ気ないね相澤くん。
でも…
「【合理的虚偽】て!!エイプリルフールは一週間前に終わってるぜ。」
そう、相澤くんの除籍処分発言はマジだったんだ。
だって、
「君は去年の一年生…一クラス全員除籍処分≠ノしている。」
そんな君が除籍処分は合理的虚偽?
それこそウソだということだ。
「【見込みゼロ】と判断すれば迷わず切り捨てる。そんな男が前言撤回!」
それってさ!
「君も緑谷少年に可能性を感じたからだろう!?」
私は相澤くんに確信を持って訊いてみた。
すると…
「………君も=H随分と肩入れしてるんですね…?先生としてどうなんですか、それは…」
ギクッ
相澤くん、鋭い…
一瞬、冷や汗が出そうになったが次の言葉に少し嬉しくなった。
「ゼロ≠ナはなかった。それだけです。」
半端な夢を見させる事ほど残酷。
それをさせないための相澤くんなりの優しさだが、
「やっぱ…合わないんだよなー。」
ポツリとこぼした瞬間…
「そういえばオールマイトさん…」
ビクッ
「ななな、何だい?」
いきなり戻ってきてびっくりするじゃないか。
「テスト中、緑谷といた力動のことも見てましたよね。ロリコンですか?」
「そそそ、そんなわけないだろう!!」
ううう、つい精羅くんに目がいくだけじゃないか…
その後、精羅くんが本当に相澤くんが除籍処分はウソだったのかと相談してきた。
私は本当の事と相澤くんとのやりとりを話すと精羅くんはよほど嬉しかったのだろう、私に抱きついてきた。
精羅くん、嫌じゃないけど女性としてもっと慎み持ってよ!
私、ドキドキしちゃうじゃないか!!!
、