英雄への道

□挑め試験!出会いと合格
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あれから数ヶ月、いっちゃんは俊典さんと特訓に明け暮れていた。
ゴミ捨て場と化した海浜公園の掃除で奉仕精神と肉体強化特訓をしている。

いっちゃんはオールマイトの姿の俊典さんとは比べ物にならない程の貧弱さだ。
俊典さん曰く、自身の個性は受け継がれた人たちの身体能力が凝縮されたものの為生半可な体躯では四肢が爆散してしまうらしい。

毎日毎日、いっちゃんは俊典さんと海浜公園の掃除をした。


『いっちゃん、俊典さんお疲れ様。はい、息抜きのおやつだよ。』
「あ、ありがとうせーちゃん。」
「すまないね精羅少女。」


私は2人に差し入れをしたり、少しでも疲れを取ってもらおうとこっそりエナジーを分けたりして微力ながらサポートした。

そして入試当日の朝、ついにいっちゃんは成し遂げたのだ。
海浜公園は見事に綺麗な姿を取り戻していた。


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