□大きな愛
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今日の練習も終わり、わい、相田彦一は着替えるために部室へと急いどった。

片付けやわいの秘密ノートのまとめなんかやってたら
遅うなってしもた。


「みんな帰ってしもたんやろなぁ…。戸締りもせぇへんと。」


独り言呟きながらドアに手ぇかけると、なんや中から声が聞こえてきたんや。



「やっぱいやだ。こんなとこでなんか…。」

「だって、今して欲しいんでしょ?」

「そりゃ、そうだけど…、」



それは、声で越野さんと仙道さんということが分かった。

なんか、入ろうにも入れない雰囲気になってしもた。



「じゃあ、そこに寝てよ。」

「……〜〜〜分かった。でも、痛くすんなよ。」



も、もしかしてこれは……っ!

噂の…………。

あ〜〜〜ダメやダメや!

わいのアホぉ!

何想像してんねやっ!



「可愛いね、越野。」

「冗談言ってねぇでさっさとやれよ!は、恥ずかしいんだから…。」

「はいはい。……んっと、このへん?」

「うひぁ、違ぇって!くすぐってぇっての。もっと、下の方だって。」

「ここ?」

「うあっ…?!やァっ…ん!」



ヤバいんとちゃうん!!

何してますの二人ともッ!!



「せんどぉッ…、はァ、…痛ぇ、もっと、優しく、…しろよ、」

「わりぃ、加減がわかんなくて…。……こんぐらい?」

「ふあ……っ!……あうぅ…、っう…、」



これ以上聞いてると、気が変になりそうや…。



「せ、んどぉお…、気持ち、ぃよぉ…。」



止めんとッ!

わいが二人を止めるんやッ!

神聖な部室で、そんなことしたらあかんッ!

突入やッ!!



 
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