小さく咲く華‐2‐
□ずっと・・・
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7月7日、今日は織姫と彦星が会える1年に1度のたなばたの日だ。
そして笹の前に少年が2人・・・
「テイトっ お前は何をお願いするんだ?」
「ミカゲにはおしえねーよ・・・」
「おしえてくれてっていーだろ?
まさか・・・ 背が伸びますように・・・とか?」
「ばっ///ちげーよ!」
少年たちは楽しそう(?)に短冊に願いごとを書いていた。
「しゃあなんてかいたんだよー?」
「絶対言わない!!」
「こうなったら力ずくで取ってやる!!」
「ちょ、なにするんだよっ///やめろって」
パシッ
「取った!!!
え〜と何なに―・・・」
『ミカゲとずっとダチでいられますように』
「・・・・・」
低とは顔をそむけて赤らめていた。
「・・・テイト・・・
お前やっぱ最高!!!」
そう言ってミカゲはテイトに飛びついた。
「俺も!!
俺もテイトと同じことかいたんだ!
ずっとテイトとダチでいられますようにって!!」
「ミカゲも・・・?」
「ああ!
俺達願い事が同じなんてすげーな!」
そのとき低とが少し笑ったように見えた。
「テイト今笑った!?」
「笑ったって!」
「笑ってない―!!」
「・・・・///
俺ら、ずっとダチでいような!!」
ミカゲが笑顔で言うと、
「ああ・・・」
テイトも笑って答えた。
空にはたくさんの星が輝いていました。
2人の願いが叶うようにと――・・・
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