小さく咲く華‐2‐

□光の向こうに見えたもの
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ハクレンと出会って

ミカゲを失った苦しみが少しは癒えたけど・・・



今もミカゲのことを考えると、心が苦しくなる・・・。





ハクレンを・・・

ミカゲと重ねて見てしまう。





初めてハクレンを見たときも

ミカゲと間違えてしまった。




手を差し出されたときも

ミカゲのように失うのがコワいと思って素直に手を握ることができなかった。






俺は失うくらいならなにもいらないとおもっていたんだ。
失うことをおそれてた。






ミカゲを死なせたのはまぎれも無い俺。



俺はアイツの言葉に気づいてやれなかった。

  

  ‐家族を見殺しにしないでくれ‐





全部俺のせい。俺のせいでミカゲの家族も死んだ。









俺のせいでハクレンが悲しむことの無いように・・・



最初は友になる気もなかった。





それでもハクレンが居たから、


俺は強くなると誓った。




もう絶対に誰も失わないように・・・










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「おい、テイト
こんなところにいたのか」


「""" ハクレン・・・」



「・・・?どうかしたのか?」



「ううん、なんでもない。」



「そうか」












ミカゲを失った過去から俺を変えてくれたのはやっぱりハクレンだ・・・


でもハクレンとゆう光の奥には今でもミカゲがみえる。









強くなるよ。











アリガトウ‐戦友――――





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