小さく咲く華‐2‐

□君が居た/テイト誕生日企画
1ページ/2ページ





空を見上げるとそこには青く透き通る空が広がっていた。
冬にはめずらしいほどの快晴。

冬の太陽が照り付けてまぶしくも温かい。
そう、ミカゲはそんな存在だった。


俺がまだ仕官学校にいたころミカゲは俺の誕生日を覚えててくれて、
祝ってくれた。
思わず涙がでた




『テイト 誕生日おめでとー!! 生まれてくれてありがとー!!』





そんなふうに俺を救ってくれたミカゲはもういない――――。











     ミ カ ゲ
もちろんブルピャはいつも傍にいてくれる。

一緒に笑ってくれるし、
すごくいいヤツだ。




でも、もうあのミカゲの姿は一生見ることができない。

俺のせいで失った俺の太陽。


俺にとってミカゲはどれほどかけがえのない存在だったか。

それは俺が一番よく分かっていたはずなのに・・・






  


   「ゴメンなミカゲ」―
    ―『ありがとうテイト』―










「っ・・・」

ミカゲのバカ・・・
なんで自分より俺なんだよ・・・


俺なんかより輝いていて

俺なんかより全然すごい存在だったのに

優しすぎなんだよっ






・・・・・・・・







でも、大好きだ











 











   ―『Happy Birthday テイト』―












































たとえお前がどんな存在だとしてもかまわない。

たとえその手が人を殺めていようとかまわない。

俺はお前にあえてよかったよ、テイト―



だからあやまらなくていい。


    
   ダチ               
だって親友だろ

俺はお前だったから命をかけたんだぜ


お前を救えて死ねるなら本望だ




だからもう泣くな

俺は全然後悔もしてないし悔しくもない

これでよかったんだ

これが俺の一番の願いだったんだ




テイトと過ごせて楽しかったぜ

一緒に居た短い間でも

たくさんの思い出ができた



お前の記憶から俺は消えないから

ずっとすぐ傍にいるから



もう会うことはできないけど















大好きだよ




  




















    「ありがとうテイト」









   












生まれてくれてありがとう

俺のぶんまで精一杯頑張って生きろよ
   
自分をせめたりしたらおこるんだからな

過去を振り替えず未来をみて歩け






















   

     

   

    『Happy Birthday テイト』















NEXTあとがき
.
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ