小さく咲く華‐2‐

□trick or treatお菓子くれてもイタズラするケドね★
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どうも、コナツです。
10月31日、今日もいつもどおり執務室にて仕事にはげんでおります。


ところで、
目の前にいる奇妙な格好をした上司を私はどうしたらよいのでしょうか?



みるかぎり魔法使いの帽子とマントをつけているようですが・・・
なんかの変な宗教ですか?


どうしていいかわからず私が呆然としてみているとヒュウガ少佐は言った。


「トリックオアトリート★」


「・・・・・は?」



「だぁかーらー、
お菓子くれなきゃイタズラしちゃうゾ★」



「・・・・・・・・・突然何事ですか?」



「何言ってるのコナツぅ
今日はハロウィンでしょ」



「あぁあの仮装をしてお菓子をもらいにいく子どもじみた季節行事ですか。」



「子どもじみたとじは聞き捨てならない!
ハロウィンはお菓子をもらえるステキな日なんだよ!
と言うわけで、
お菓子ちょうだい♪」


「私お菓子なんて持ってませんよ。」



「じゃあイタズラしてもいいんだね?(悪笑)」



「・・・へ・・・・・・?」










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「何するんですかっ///
ヒュウガ少佐っ///」



「何って・・・
コナツがお菓子くれないから魔女っ子の刑をと・・・」



「冗談じゃありません///
ヤですよっ///
しかもなんで女物なんですか///」



コナツが着せられた服は明らかにフリフリの
スカートとまんとに魔女帽子。

どうやらヒュウガが着ているものとペアルックらしい。


「コナツは可愛いからいいんだよ♪」



「よくないですっ///」



「照れてるコナツもかわいいよ★
さぁ!その格好でアヤたんに
「トリックオアトリート」
って言ってきて!」



「はぁああ!!?」



「上司命令だよ、コナツ★」



「絶対イヤです!!!」



「上司命令に逆らうのはよくないってコナツもよく言ってるじゃないか」



「う〜〜・・・///」




「行ってらっしゃい♪コナツ」







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コンコンッ

しぶしぶ参謀室の扉をノックするコナツ



「コナツです、失礼します・・・」




「入れ」




ガチャ




「えっと・・・その///あの///
ト・・・トリックオアトリートっ!!//////」




そのとき、アヤナミの中で電流がはしった。




「コレをやろう」

アヤナミがもってきたのはポッキーの箱


「それとコレとコレもやる。
ついでにコレも・・・etc」


次々とお菓子を手渡せられコナツの手の中はすでにいっぱいだ。



「え・・・///いいんですか///」




「もっていけ」




その姿はまるでやさしいお父さんw
なんだか少し嬉しい気分




「あ、ありがとうございます///」



そういい残して参謀室をあとにした







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「でかしたコナツ!
こんなにお菓子が手に入るなんて夢みたいだぁ」




「はぁ」




「この手を使えば毎年にでも・・・・・・」


そうヒュウガがいったとき何かの気配が後ろにせまる。



「ア、アヤナミさま・・・」



「アヤたん・・・・・」





バキッ ボキッ






「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」












そのあとヒュウガ少佐がアヤナミさまに散々しごかれたのは言うまでもない。
ただアヤナミさまがお菓子をあんなにくれたのは以外だった。
嬉しいけどこれでいいのだろうか?
複雑な気持ちを残して
今日、10月31日も無事(?)におわりました。
1人をのぞいて。








 END








おまけ



その頃のクロユリくんたち




「ハルセっ
トリックオアトリ〜ト〜♪」



「はい、クロユリ中佐
かぼちゃのクッキーとパイですよ^^」



「わ〜い♪ありがと〜」



「かぼちゃ風味の和菓子を作ってみたのですがお一つどうですか?」



「食べる〜
カツラギ大佐もありがと〜♪」



「おや、なんだか向こうがさわがしいようですね」



「どうせヒュウガがまたアヤナミ様におこられてるんだよ
気にせずはやく食べよっ♪」




「そうですね^^」




こちらはなんとも言えず平和なときをすごし
たようでした。












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