過去と未来と、アリガトウ。
□第2話 彼と涙
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もうすぐあけがた･･･
アタシは寝ないで待っていた・
やっぱりちょっと眠かった。
でも彼のためなら、と考えると
眠気なんて吹っ飛んだ。
刻々と迫る時間が
妙にアタシを癒してくれる･･･
−早く会いたい−
その思いだけがたくさん
つのっていった。
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そろそろ軍人が見回りにくる･･･
ﾄﾞｸンﾄﾞｸンと心臓が動いてるのが
わかる･･･
緊張してるんだ･･･
ﾀｯ ﾀｯ ﾀｯ
来た！！！
今になって少し怖くなってきた･･･
いや、今はそんなことを考えてるヒマは
ない。
やるって決めたんだ･･･。
だんだん足音が大きくなって
近づいてくる･･･
ﾀｯ ﾀｯ タッ タッ
今だ！！！
バッ