並盛中図書室
□ヘルリング編ver.骨残像
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―――世界に6つしか存在しない、超レアな霧属性の呪いのリング、ヘルリング。中でも今回は骨残像についてのお話―――
――北イタリア――
「や、やめろ…ランチア…一体何があったんだ
なぜファミリーを殺す」
ランチアはそう嘆く彼のファミリーの前に立っていた
「理由などありませんよ…、それに貴方は一つ勘違いをしている」
ファミリーの男「勘違い…?」
「僕はランチア等ではありませんよ…、六道骸、僕の名です…」
ガッ、ぐあぁあぁぁ…
悲鳴がホールにこだまする
(ランチアに憑依した)骸「クフフ…、堕ちろ、そして巡れ…」
ファミリーの男(こんなところで死ねるか…、死んでたまるかあぁ)
意識が遠退く男がもがく
骸「クフフ、往生際の悪い方だ…」
シュオオオ!
男の前に揺らめく骸骨が現れた。しかし骸には見えないようだ
骸骨(貴様は生きていたいのか…?)
ファミリーの男(当たり前だ。頼む悪魔でも良い、助けてくれ…)
骸骨(なら我の仲間となれ、我の一部となるのだ…)
ファミリーの男(何だコレは? ギャアァア)
ズッ…
ドタ
男は死んでしまった
骸「呆気ない物ですねぇ…、さて体を返しましょう。ランチア…」
――――――
男「クッここは何処だ?」
骸骨(目が覚めたか?さっそく貴様の仕事だ…)