06/30の日記

02:44
日本代表W杯総括
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決勝トーナメント一回戦のパラグアイ戦にPKの末に敗れ日本のW杯はベスト16で幕を閉じた。
まぁベスト4なんかフットボールを知ってる人間なら誰もが無理やろうと想うたし、ベスト16位が現実的なラインや無いやろか?
むしろベスト16すら出来過ぎかも知れない。
PK戦は運が大きく左右するとは云え、第3キッカーに駒野を選ぶ時点で勝つ可能性は無かったのだ。
ワシは兼ねてから岡田采配に可能性が無い事を云い続けて来た。
試合後のインタビューで「ここ迄選手達が頑張ってくれただけに何とか勝たせてやりたかった…私の力不足です」みたいなコメントを岡田監督自ら語って居たが、まさにその通りで、彼は謙遜を込めて云うたのだろうが、ワシから云わせたら彼の可能性も戦術性も何も観えへん采配が最期の最期でPKに勝てへんかった要因やと想うのだ。
仮にPKに勝ってパラグアイを下し、彼の公言したベスト4を見事勝ち得たとしても、ワシは彼の監督としての才能を認める事は無いだろう。
予想を覆す結果を残せたから掌を返して称賛する程ワシはフットボールに関しての知識は素人では無いつもりやし、自信を持って居る。
自分で観て感じた事を結果が好転しただけでコロコロ変えるつもりは無い。
日本がデンマークを破って決勝トーナメントを決めた後に、W杯の中の日本の評価はグンと上がったが、その中に岡田采配に対する評価が無かったのが良い例である。
エエ監督、可能性がある采配をして居る監督であれば、監督自身がもっとクローズアップされてもエエ筈なのだ。
それにアルゼンチンのディエゴ(マラドーナ)みたいに、監督自身がしょうも無くても(能力が低くても)勝つ時には勝つし、こう云う短期間に集中して行われる大会は、不確定な要素が重なり、時にはノーマークのチームが勝ち上がったり、優勝候補とされるチームが散ったりするモノなのである。
日本はそのエエ例で、実力で云うたらグループリーグ敗退が本来の妥当な結果やった。
可能性の無い戦術性に乏しい監督に、可能性の無い選手選考、ポテンシャル的に考えれば全敗をも十分に予測出来るチームやったのだ。
逆に日本は実力以上に運があったのかも知れない。
その運をグループリーグ突破で遣い果たしてPK戦には残って無かったとも云え様。
運に頼りきったチームが運だけの力でベスト4に残れる程、W杯もフットボールも甘くは無いっちゅう事なのである。
ワシがW杯前に苦言を呈した中村(俊)、稲本、玉田、駒野…岡田監督にとっては皆選考段階ではファーストチョイスやったのが、大会始まったらどうやっただろうか?
スタメンは駒野ただ1人で後はサブ。
しかも切り札(ジョーカー)にすら成り得んサブで終わってる。
これを観ても岡田君が監督としての才能の成さを物語る1つの出来事では無いやろうか?
まだまだフットボールに関しては発展途上の日本。
前々からワシが提唱する海外の色んなフットボール文化、外国人を日本のフットボール文化に取り入れるべきであると想うし、今まさにその時期やと想うのだ。
これから先ホンマにベスト4を狙えるチームや強豪国と云われる国に日本が成ろうと想うならば、代表監督はとりあえず外国人監督がエエであろうし、日本人の監督がするならば海外経験を積ませる必要があると想うのである。
今回の日本のW杯でグループリーグから決勝トーナメント迄の4試合、ワシが一番、可能性と将来性を感じた試合は勝ったカメルーン戦でもデンマーク戦でも無く、0‐1で負けたオランダ戦だと云う事を最期に付け加えて置こう。
とりあえず日本代表チームよ、お疲れさん。

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