05/23の日記

06:28
インテル・ミラノ
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チャンピオンズ・リーグのファイナルを征してインテル・ミラノが45年振りにビッグ・イヤーを掲げた。
インテル・ミラノはリーガ・カルチョ、コッパ・イタリアを含む3冠達成。
対戦相手のバイエルン・ミュンヘンも条件は同じやったが、やはり力の差は歴然であった。
我が師ジョゼ・モウリーニョにとってもFCポルト以来の欧州カップ戴冠である。
相手を研究し尽くし、相手の長所を消す戦術は相変わらずで、バイエルン・ミュンヘンに対してもボール支配率では終始差を付けられる展開も、速攻での2点で見事に退けて観せた。
イタリア国内では、このポルトガル人監督率いるネッラズーリ(インテル・ミラノの愛称)をイタリア人が1人も居らん多国籍軍とかイタリアらしく無い戦い方とか揶揄する声が多くあるが、個人的に云わせたらそれはただの負け惜しみでしか無い。
負け惜しみを云う暇があるなら結果を出せと。
結果で証明しろと。何よりその結果を一番出してるのがポルトガル人監督率いるインテル・ミラノなんちゃうか?と。
イタリアらしく無いフットボールで国内2冠を盗られた挙げ句に、近年におけるチャンピオンズ・リーグでのイタリアクラブの地位向上を献上してまっては他の云わゆるイタリアらしいフットボールをしてイタリア人が主と成ってるクラブがあれこれ云える立場に無いのは誰にでも判る事やと想うのだが?
スペクタクルやファンタジーを崇拝するフットボールファンは未だに跡を絶えない。
が、スペクタクルやファンタジーが必ずしも結果に繋がる訳でも無いし、フットボール界も人生と同じく理想と現実は違うのである。
スペクタクルやファンタジーはあくまでも理想であり、それはタイトルを狙う事から観たら現実的では無い。
観ててつまらん、退屈等と云われるフットボールでもタイトルを狙うのであれば、より現実的であり可能性が高いのだ。
それを見事に具現化したのが、ジョゼ・モウリーニョであり、今シーズンのインテル・ミラノやとワシは想うのである。
このポルトガル人監督の来シーズンの去就が気に成る中、イタリア国内の他のクラブはその実力と結果でインテル・ミラノを否定し、欧州にイタリアありきっちゅうトコを観せて欲しいモノである。
少なからず今シーズンのインテル・ミラノはどのタイトルにおいても、それに相応しいチーム力と結束力を兼ね備えてたと想う。
一言で云うたら他のクラブよりもあらゆる意味で強かったのだ。
特別インテリスタでも無いワシやが、今シーズンのインテル・ミラノには心からおめでとうを云いたい。
ビッグイヤーを含め、戴冠した全てのタイトルを取るに相応しいチームであった事は火を観るよりも明らかであったのだ。久し振りにイタリアのフットボールに触れる機会を貰いました。
3冠達成おめでとう。貴方達は確かに強かったです(笑)

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