薄桜鬼

□4話 藤堂の場合
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今日は俺が名無しさんに食事を届ける番だ。


近藤さんが血まみれの名無しさんを抱えて試衛館にきたときはびっくりした。


が今じゃ傷も殆ど癒えて起き上がれるようになった。


今日も元気かな…とか考えながら名無しさんの部屋の前についた。


「名無しさんー起きてるかー?」


「はーい、起きてます」


「入るぜ、飯持ってきたんだ」


「ありがとうございます、どうぞ。」


入ると名無しさんは起きていた。
名無しさんの隣に食事を置くと隣に座った。


「おはようー」


「おはようございます!」


「元気だな、傷大丈夫か?ご飯持ってきたから食えよ」


「ありがとうございます!藤堂さん」


「あのさ、藤堂さんってなんか他人みたいだから平助って呼んでくれよ。」


頭をかきながら言う。


「じゃあ、平助くんって呼ぶね!」


「おう!さ、今日の飯当番俺と一君だったからさ。うまいぜ!」

自信満々で言う。


「うん、いただきます」


「なんか俺も腹減ったからさ、膳持ってくるな!」


「うん」


そう言って平助は名無しさんの部屋を出て行った。
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