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□第4話
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――― 真選組、屯所





---いつも通りの朝、いつも通りの朝会。


ただひとつ、違うことといえば、隊士達の様子がなんだかおかしいということだ。


…いや、もともと田舎侍の俺達は落ち着きなんて知らねー野郎ばかりだ。
しかし今日は明らかに、そわついているのが伺える。






「…オイ 聞いたか?今日から入る、新人隊士…」

「女って話だろ!?よくあの土方さんが入れるの許可したよな!」




…うるせえ。
これからの小娘の働き次第だ。





「俺、実技見たぜ!あれにはビビった!その子滅茶苦茶強ェーんだよ!!」

「まぢでか!?細身な女って聞いたぞ?」






……隊士達は、今日入隊する苗字名前の話で持ちきりだ。


コイツらが会議中にも関わらず、好き勝手に喋っているのはいつもの事だが




「…てめーら静かにしろ。」



俺がそう言っても一回で素直に話を止める連中じゃねー筈だ




「「……。」」


しかし今日は、いつもと違う反応。…というかほんと何ソワソワしてんだよ!!

なんだあれか?転校生が来ると聞いて浮かれる中学生か?…冗談じゃねーよ。てめーら浮かれててどうするんだよ。



 

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