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□第2話
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 第2話
 ( 真選組入隊試験 )












あれから私は、松平のとっつぁんの家に
住み込みをしています。



真選組、入隊試験は
筆記、面接、実技の順にあるようで
筆記試験は難なく合格する
ことが出来ました。



さて次は面接だ! と、その前に



とっつぁんが私に
会わせたい人がいるらしく、

なんでもその人はとっつぁんの
一番の部下みたいで
今日はその人と待ち合わせです。










「とっつぁん、来たぞー」


「おー、入れ近藤。」



入って来たのは


…初対面なのに申し訳ないです
ゴリっぽい人だった。




「名前ちゃん、コイツが
 真撰組局長の近藤だ。」


「え…?」



きょ、局長さん?

私に会わせたい人って
局長さんだったんだ…




「よろしく名前ちゃん、近藤勲だ。」



近藤さんはニカッと笑う。

想像してたよりも
人懐っこいゴリ…いや人だった。




「始めまして。入隊希望の
 苗字名前です。」


「とっつぁんから話は聞いたぞ。
 …名前ちゃん、災難だったねぇ。」


「はい、だからとっつぁんには色々と
 迷惑かけちゃって…、でも
 とても感謝してます。」


「君はいい子だねぇ。
 俺も協力してあげたいよ!」


 

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