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□第1話
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「それならオジさんに任せてくれ。
 次の仕事の当てはある!
 理由が言えねー分、全力で
 名前ちゃんの手助けはする!」


「長官……」



…私、本当にクビなんですね。


でも、とっつぁんも良い人だ。
昔からよく私の面倒をみてくれたのだ。

この人にならついて行ける…




「長官、私そこで働きます!」


「勧めたのは紛れもねー俺だが、
 名前ちゃんにとって今まで以上に
 厳しい場所になるぞ。
 決して甘くはない仕事だ。

 それでもついて行くか?」


「はい。
 私、まだ誰かの役に立ちたいんです!
 誰かを護りたいんです!」





――護りたい、か
名前ちゃん流石だよ。

この子ならこれからの苦労も
乗り越えられるかもしれねーな…



「…よしわかった。
 その職場に就くにはまず、
 試験を通ってからなんだが
 名前ちゃんがその気なら
 オジさんは応援する!」


「ありがとうございます!
 ところで、その仕事は一体…」


「あァ、名前ちゃんには
 真選組になってもらう。」







………








「…ハイ?」


 

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