Stories
□恋愛解答欄
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響き渡る耳障りな機械音
甲高い声に、ばか笑い
固まりあう人の影
いつもの膝ぴったりの長さのスカートを捲り、買い漁った化粧品で化けた顔。
…誰だコイツ、笑っちゃう。
携帯を鏡代わりに見ただけでも変わりきった顔立ち。"愛想0の神レベルの顔"と言われるそれが、化粧に敗北し潰されている。
「おい、あの制服。もしかして三春校のじゃね?」
「そこのかーのーじょっ!暇なら俺達と遊ぼーぜ!!」
下品に笑う、ぎらぎらツンツンした頭の男共を横目に、適当なクレーンゲーム機に小銭を入れる。
こんなの 初めてだけど楽勝ね
山積みのお菓子を崩し、大きなぬいぐるみを一発で取り、キーホルダーを大量に落とす。
単純で 単純で 機械的
機械でやってるから、当たり前なんだけど。
遊びが作業に変わり始めた頃、後ろからどこかで聞いた事のある声がした。
「生徒会長が何やってんの」
「誰あんた」
そうだ、これが出会いで再会だったんだ
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