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□お互いの理由。
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お互いの理由。



「ジズー?ジズ、何処ー?」


ボクは、ジズを捜していた。


「ジズ?」


うっかり。


そう、うっかり、ジズの部屋のドアをノックなしに開けてしまった。




其処には、着替え中のジズがいて。

珍しく、仮面を外したジズがいて。




「ぁっ…ごっごめん!」


ばたん、と勢いよく扉を閉める。


「構いませんヨ、スマ君。私とキミのナカじゃないですカ。入ってきてくださイ。」



「でも…」


「何か用事があるんでしょウ?」


ボクは躊躇いながら、扉を開けた。


ジズはにっこりと笑った。
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