甘いし苦い話
□誕生日だからいいでしょ♪
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ちゅっ
軽く唇を重ねた。
どっちかっていうと、重ねたっていうよりはくっつけたというか、触れただけみたいなキスだけどね。
それだけで隼人兄の顔はタコ並に赤い、可愛い…
「いいか、今日だけだぞ、」
「うん!分かってるよ♪」
未来の僕には悪いけど、10年前の隼人兄と誕生日祝ってね、
++10分前++
「ランボ、僕のお菓子返して!」
「嫌だもんね!」
「こらっ、よし捕まえた、早く!」
まさに袋の中の鼠、手も足も出ない、
…と思いきや、
「くらえ!」
「…えッ。」
ランボは頭から10バズーカを取り出した発射の的は僕。
真っ白な煙に包まれて僕は10年後に来た。
目を開けてすぐ目に入ったのは、キラキラに飾られた豪華な部屋。そこにイカつい感じの男の人達とすっごく綺麗な女の人が合わせて12、3人はいる、でも皆見たこと有るような顔、
「フゥ太?」
口を開いたのは茶髪でオレンジの瞳をした童顔の人、見たことある…
「ツナ兄?」
よくみれば皆知ってるここはボンゴレ基地内か何かかな?
「ツナ兄ここ何処?」
「何処って…今日はフゥ太の誕生日だろ?だから、今日はフゥ太の誕生会してたのに、フゥ太が途中で10年前のフゥ太と代わっちゃったんだね…」
「あ、ごめんなさい…」
「いいよ、いいよどうせランボのせいだろ?」
「え…と、うん…」
「まあ、いいや10年後のフゥ太には悪いけど、まあ、10年前の獄寺君と宜しくやってると思うし…」
「なっ、十代目///」
隼人兄の顔は真っ赤になった。
他の皆もくすくす笑ってる。
でも、嬉しい、10年後の僕はずーと好きだった隼人兄と結ばれてるんだ。
「フフッ。」