企画部屋

□お悩み相談室
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 ACT.2 炎鰐の場合



◇出演者◇

るろうに剣心
 沖田総司×斎藤一

ワンピース
 ポートガス・D・エース×サー・クロコダイル



炎「どもー」
鰐「……」
沖「これはまた傾いた恰好の方々ですねぇ」
斎「異人に近い恰好か……それにしても大層な刺青だな」
炎「あ、分かる?これは俺の誇りなんだよ」
鰐「……はっ」
炎「機嫌悪ぃなぁ」
沖「そちらの方はまた大きな傷ですねぇ」
斎「よく死ななかったもんだな」
鰐「余計なお世話だ、簾頭」
斎「(カチン)……ほぉ、言うじゃねぇか鰐野郎」
鰐「(カチン)……あぁ?」
沖「なんで初対面でそんなに険悪になれるんですか」
炎「相性悪いんだろうなぁ」
沖「あ、そうだ。自己紹介お願いします」
炎「おう、俺はポートガス・D・エース。で、こいつは恋人のサー・クロコダイル」
鰐「……はぁ」
炎「ん?何で溜め息?」
斎「……何だか知らねぇが近親感を感じるな……」
鰐「……で、用件はなんなんだよ。おれはこいつに連れて来られただけだからよく分からねぇんだが」
炎「あ、そうそう!おれ、あんたら二人に相談があるんだよなー」
斎「俺ら二人に?」
炎「そ!あんたら二人がえらく仲睦まじいって聞いてさぁ、アドバイス貰おうと思って(にこにこ)」
鰐「……馬鹿馬鹿しい……」
斎「……誰に聞いたんだ……」
炎「あんたの部下とか言う……真川信、だっけ?受付してくれてたから」
斎「……あいつか……!!」
沖「怒らない怒らない。で、ご相談って何ですか?」
炎「はいはーい!恋人とラブラブになるにはどうすればいいかな?」
鰐「時々お前の脳みそが三歳児レベルなんじゃねぇかと心配になるぜ」
沖「で、具体的にはどうしたいんですか?」
炎「そりゃまぁせっくぐほぁっ!!」
鰐「てっめぇ砂になりてぇのか、ああ!?」
炎「て、照れ隠しにしたって肘鉄は酷ぇよクロコダイル……!!」
沖「なるほど、相談の主旨は分かりました……ひょっとしてまだ一度も交わっていないんですか?」
斎「……露骨すぎるだろ、お前」
鰐「……怒る気力も失せるぜ、ガキが……」
炎「いや、まぁヤったことはあるにはあるんだけどよ、こう、ガードが固いっつーか……」
沖「で、その堅固な防御をどう崩すかというのが僕達への相談事ですか?」
炎「まぁそういうことだな」
斎「そういう生々しい相談事はせめてその相手の居ねぇとこでしろ」
鰐「居ねぇとこでもしてんじゃねぇよ」
沖「固い防御ですか……懐かしいですねぇ、僕にも身に覚えがあります」
斎「……お前、何を言う気だ」
沖「そりゃぁまあ体験談を」
斎「……はぁ」
鰐「……ご愁傷さん」
沖「僕の体験によるとですね、押してばかりじゃ駄目なんですよ」
炎「ふんふん」
沖「時には引いて相手の反応を見たらいいんですよ」
斎「…………」
沖「まぁ我慢も肝要なんですよ。僕も我慢する時は我慢しましたから」
斎「……所構わず押し倒して何が我慢だ、何が……」
沖「え、僕は我慢してますよ?」
斎「…………」
炎「我慢なぁ、おれ、中々我慢できねぇんだよなぁ。」
鰐「てめぇはちったぁ我慢しやがれ。おれは四十過ぎだぞ」
沖「クロコダイルさんが女役なんですよね?」
鰐「……てめぇ、命がいらねぇみたいだな……」
沖「試してみます?(にっこり)」
斎「やめとけ、阿呆らしい」
沖「えー、僕が負けるとでも思ってるんですか」
斎「お前が負ける訳ないだろうが、時間の無駄だ」
沖「はじめさん……!(きゅんっ)」
鰐「……惚気てんじゃねぇよ……」
炎「なぁなぁ、我慢できねぇならどうすんだよ」
沖「そうですねぇ、僕の場合ははじめさんに一人で致していただうわっ!」
斎「一回死んで来いっ……!!」
沖「ちょ、はじめさん、いくら本当のことだからって牙突は反則ですよ!」
炎「うわぁ、壁に穴開いてら」
鰐「……そろそろ帰りてぇ……」




【部屋の外にて】

ご存知ない方の為に説明しよう!部屋の外ではオリキャラである斎藤さんの部下、真川信が待機しているのだ!

信「あ、お疲れ様です。なんだかすごい音がしたんですがまた斎藤先生が壁でも破壊されましたか?」
鰐「またっていつもあんなことやってんのかよ……」
信「まさか、年に一度くらいです。さて、鳶職人さんに連絡してきますね」
炎「あーあ、行っちまった……」
鰐「……とっとと帰るぞ、馬鹿馬鹿しい……」
炎「そーだな、帰って早速実践しねーとなっ」
鰐「……実践?」
炎「いやだから一人でや」
鰐「砂嵐《サーブルス》!!」
炎「うおぁぁぁ!!」





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