企画部屋

□動物的本能
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 何か可笑しかねぇか?

 一回り以上年下のルーキーの手が自分の身体を滑るように撫でるのを感じながらクロコダイルは心底思う。

 大体おれはこいつなんざ好きじゃねぇ。

 アラバスタの一件が無くとも、掴み所の無い男はよく分からないため付き合いたい部類の人間では無い……はずだ。

 それに、なぜこんなルーキーに好きにされてる。

 砂になって逃げ出すこともできるだろうに。

 いや、こんなガキ相手に逃げ出すなんざ自分の高い自尊心が許さない。

 そうだ、それだ。

 「ひぁっ…!」

 思考の海を漂っていたクロコダイルの胸の突起をルフィの舌が舐めた。

 完全に上の空だったクロコダイルは思わず甲高い声を漏らしてしまった。

 愛撫すると言うよりアイスクリームでも舐めるように執拗にそこを舐めるルフィをクロコダイルは潤んだ双眸で睨みつける。

 「いつまでっ、やって、んだ、ぁっ!」

 「気持ちよくねーか?」

 甘噛みしながら尋ねるルフィの頭を右手で掴んで引っぺがし、クロコダイルは荒い息のまま言う。

 「そう言う問題じゃねぇ!!」

 「じゃー気持ちいいんだな」

 にししと笑うルーキーに、クロコダイルは自分の失言に気が付き頬に熱が集まった。

 まただ。

 普段ならこんな失言などしないはずなのに、この男と相対しているとどうも調子が狂う。

 「調子に乗ってんじゃ……んっ!」

 クロコダイルの悪態を遮るように、ルフィの指がクロコダイルの秘所の入口をぐにぐにと解す。

 クロコダイルのそこは潤滑油に塗れたルフィの指をさほどの抵抗も無く受け入れる。

 「ここだよな」

 「ふっ、う……あっ!」

 探るように、しかし的確にクロコダイルの敏感な所を攻めるルフィの指にクロコダイルの唇から甘い喘ぎが漏れる。

 何でこんな上手いんだ、ガキのくせに。これも動物的本能なのか?

 「も、やめっ、麦わらぁ!」

 らしくないとは思いながら空いている方のルフィの腕を掴み、そう言う。

 潤んだ目で、上気した呼吸と喘ぎの合間でそう言われては、到底止まれない。

 それどころか、自分の欲望がまた膨らんだのをルフィは自覚した。

 「わに、エロいな」

 「ふざけっ……んあぁぁ!!」

 高まった雄を一撫でされ、クロコダイルは白い欲望を吐き出した。

 「もう大丈夫だよな?」

 そう言うルフィの取り出した雄は、今にもはち切れん程膨張していて、クロコダイルは思わず息を飲む。

 「てめぇ……おっ勃て過ぎだろ」

 「わにがエロいのが悪ぃんだよ」

 唇を尖らせて拗ねたように言うその様はやはりガキそのもので。

 「ったく」

 小さく舌打ちしてクロコダイルはルフィに口づけた。

 「とっととしやがれ」

 あんまり焦らすんじゃねぇよ。

 そう囁いてやると、ルフィはクロコダイルの足を肩に担ぎ、自分の雄をクロコダイルに突き立てた。

 「っあ……んんっ……」

 腰を進めるとクロコダイルの口からあられもない声が漏れる。

 ルフィは舌で唇をぺろりと舐め、口を開く。

 「すっげぇ、わにの中、気持ちいい」

 「馬鹿っ、言う、なぁっ……!」

 まるで喰らうようにクロコダイルを揺さぶる。

 がくがくと快楽に震えるクロコダイルにルフィは告げた。

 「やべ、出すぞ」

 「あっ……んっ…ああぁぁっ!!」

 クロコダイルは身体の中に熱を放たれたのを感じると、思わず自分も欲を吐き出した。

 汗で額に張り付いた前髪を掻き上げると、ルフィはその額に口づけた。

 「やっぱわには旨いな」

 能天気に笑うガキに腹が立って、けだるい腕を上げてその頭を殴った。




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