キリ番小説

□手を差し伸べて
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ユリスを倒し、仲間と離れ離れになって数ヵ月後・・・
オレとクレアはスールズに戻ってきて、以前と同じ・・・平和な一時を取り戻していた。ラドラスの落日の前と同じような暮らしを・・・。しかし、一つだけ、変わったことがあった。
それは友情という言葉を、知ったということ。長い間旅を供にした多くの仲間達から、『友情』という言葉を教えてもらった。
ミルハウストやアガーテ。そして、クレアからも―――でも・・・・・・
「(本当にオレは、変われたのか?)」
たまに、結局何も変わってないと思うことがある。今も、昔も・・自分は変わっていないんじゃないのかと。成長してないんじゃないかと・・・・・・
「ヴェイグ、こんな所にいたの?」
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