沖田
□In snow.
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「寒ィ...」
「そんな薄着でいるからだよ...
部屋戻って何か羽織ってきたら?」
「...そうですねィ」
少し何か考えるような素振りを見せて
そしてドS特有の真っ黒な笑みを紫鶴に向けた
「紫鶴、寒くありやせんか?」
「...寒い、けど」
「俺も寒いんでィ
だから―――――」
顔を引きつらせて逃げようとした紫鶴の腕を捕まえて抱き寄せる
「これでよしw」
「Σ何がだ!!!!!!!」
すぐさま離れようとする紫鶴だったが
体格の差もあってか、それは叶わなかった
沖田は満足そうに笑みを浮かべて紫鶴の頬にキスを落とした
「〜〜〜っ///」
怯んだ一瞬の隙を見逃さず腕を取って強制的に自分の部屋に連れ込む
「まだ出勤には随分と早いですし
二度寝といきやしょうぜィ」
「お前一人でやってろ!! 話せェェ!!!」
「嫌でィ(キッパリ」
結局二人して遅刻し
土方にどやされたのは、また別の話―――
In snow.
(寒い時は)(あんたの温もりを感じたいんでさァ)