Melody

□ severe cold
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寂しがりの木々
凍えるターミナル
この空間が
永遠に続けばいいのに

二人の時間はいつも駆け足で
100も1に変わる

並べる他愛もない話
そんな言葉たち
伝えたいものを隠してた

触れる唇 冷たくなっていく


あれから365を越えたって
何も意味などありはしないんだ

声を枯らして叫んだって
もう二度と響きもしないんだ

君なんて遠すぎて
届かないよ


街を彩る灯りや
頭の中のスクリーン
映し出すのは
些細な甘い日々だけ

二人の時間はいつも濃厚で
1も100に変わる

君のいる空から
思い出ゆっくり舞い降りて
静かに受け止めても

手の中 僕の温度で溶けていく


からっぽに何を詰めたって
何も紛れなどしないんだ

息を切らして走ったって
辿り着くことはできないんだ

幸せなんて遠すぎて
届かないよ


降り続ける雪はシンシンと
鋭利な現実で切りつける

今はまだ何も
意味などないから

はかなく散った夢の半分

いつかはまた同じ世界で



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