小説

□嫌われモノ
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ある日


俺は女子に告白された。


兄貴なら分るが


まさか俺がされるとは…


しかし俺には今は


女の存在は邪魔。


俺は


サッカーに夢中。


それを正直に言った。


「あー無理、

俺女と関わる気ねえし」


そう言うとこいつは


目の前で泣き崩れた。


面倒くせえな。


すると何処からか


他の女子が入ってきた。


こいつら覗いてたのか。


ぐす、ぐす…


「大丈夫?」


「ちょっと吹雪!さっきの何よ!

なんで断るのよ!」


「美咲こんなに可愛いのに」


確かに悪い顔はしてない。


むしろ整ってる。


けど一生かかっても好きになるそうもねえ


「無理って言ってんだろ、
ひつけー奴等だな」


「最っ低!!!」


「だから女子に嫌われるのよ!」


「兄貴を見習え!」


散々に言われた。


女子に嫌われてるってのは気付いてる。


俺もそんなに馬鹿じゃねえし。


嫌いならそれでいい。


俺も嫌いだ。


お互いに嫌いなら好都合。


俺は嫌われモノ。


ずっと


ずっと


キラワレモノ



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