別れ道

□%*Choclipeyes*%
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「草灯ッ………っ!」






 慌てた立夏、コンビニの袋を持って、フーッと息を荒げながら草灯の前に姿を現す。



 珍しく立夏から呼び出しがあったのだ。



 草灯は嬉しく思いながら、家の前で立夏の帰りを待っていた。





「どうしたの立夏、急に呼び出したりして...?」



「こういうの………やっぱ、あげる人に頼むのッてどうかと思うんだけど……でも………」





 もじもじと恥ずかしそうに立夏はコンビニの袋の紐を弄ぶ。



 あげる人………俺に?



 不思議に思った草灯は、その袋に除く、赤い包装紙に包まれたそれを見てしまう。



 チョコレート。



 そう、今日は、セイントバレンタインデー。




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