小説
□水色の爆弾
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「なんだこれは?」
朝もやに霞む木々。とある自然公園で、『それ』は見つけられた。
緑色の綺麗な紙袋。中からチッチッチッと妙な音がする。通り掛かりの青年が不審に思い中を覗いてみると、『それ』は袋の底に鎮座していた。
水色の筒型が3本。その上に黒い文字盤がついてあり、白いデジタル数字が時を刻んでいた。
誰が見ても分かる。『それ』は水色の時限爆弾だった。
「―――マジかよ」
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