06/06の日記

11:21
NARUTO連載
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「はい、皆ちゅうもーく!」


「カカシ先生!俺ってば修行で忙しいんだってばよ!なるべく早く終わらして欲しいってばよ!」


「そうよ、今日は折角の休日なんだから呼び出すことないじゃない(サスケ君をデートにでも誘おうかと思ったのに……しゃんなろー!!)」


「まあまあ二人とも落ち着いて。嬉しいお知らせだからさー」


「「嬉しいお知らせ?」」


「それは休日に呼び出すほど重要なのか?」



カカシの言葉にナルトとサクラは首を傾げ、サスケは怪訝そうに聞いた。



「そ、今日から第七班に新しい班員が増える」


「こんな時期にですか?」


「それってばよ!チームワークに関わってくるんじゃねーの?」


「大体、なんでこの班なんだ?」


「何故かは、本人に聞くといいよ♪(ま、彼女が素直に答えるかは分からないけど……)」


そんなカカシの心を三人は知らず、新しい班員に納得をいかぬような顔をしていた。



「それで…その新しい子ってどこにいるんですか?」


「んー、あの子は時間にはルーズだからなぁ。やっぱり遅刻かな?」


「礼儀のなってない奴だってばよ!そんな奴、この俺がビシッとシバいてやる!」


(ナルト…そんなことした日にはお前、死ぬぞ)



その光景が目に浮かび、カカシは遠い目をした。



その時、とてつもない風が四人を襲った。



──チリーン


そして、澄んだ鈴の音が儚く鳴った。




「漸くお出ましか」


「「「!?」」」


カカシが後ろを振り向き言い、それにつられて三人も振り返り驚いた。



「気配が全くなかった……」


「綺麗な人……」


「お、女だってばよ……」



そこに居たのは、濁りを知らぬような透き通った赤色と水色のオッドアイの瞳をし、高い位置から包帯で一つに束ねられた藍色の髪。

両耳には漆黒の鈴のピアスがされていた。

上から下、下から上と見ても完璧で百人に百人が美人だと頷く容姿だった。




「うちはオトハ」


「うちはってサスケ君の一族!?」


「俺以外の生き残り?」



《うちは》の名にカカシ以外の一同が驚いたように目を見開いた。



「先に言うが俺はうちはに滅ぼされた《風音一族》の生き残りでもある。うちはサスケ、別にお前に恨みというものを持つつもりはないが、同じうちはと考えられるのは止めていただこう」



冷たく、無機質に言うオトハに寒気がした。


濁りなく透き通ってる瞳なのに死人のように虚ろで、感情もなく人形のように言うオトハはまるでこの世のものだと思えなかった。




「だからといってこの班のチームワークを乱すつもりもない。俺のことはない存在だと思って扱ってくれればいい」



(そういうところは相変わらずなのね……)


オトハが班に入ったことで第七班が嵐がきそうな予感にカカシはため息を吐いた。


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ナルトに再熱しそうな頃のごろ。


そういえばオッドアイっ子好きなのにオッドアイ主居ないなと思ってできた産物。


夢主は当サイトオリジナルの一族《風音》と《うちは》の混血です。

色々ドロドロとした過去があります。


この話…書きたいかも

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