04/08の日記

18:25
獄寺双子兄連載
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その日もいつもと変わらない日常のはずだった


いつものように起きて

いつものように登校して

いつものように皆とご飯食べて

いつものように下校するはずだった



「こんにちわ」


「「「!?」」」


だけど、その日はいつもと違った。


突然、気配もなにもなくその人は現れた。



「初めまして、君が沢田綱吉クンかな?」

「は、はい」


笑顔で聞かれて、オレは反射的に答えた。



「テメェ何者だ!」

「ツナになんか用なのか?」


獄寺君と山本がオレの前に立って警戒した。


それもそのはず、その人の格好は怪しかった。



右半分を覆い隠すような不思議な形をした刺青

銀髪に所々淡い桃色のメッシュの入って一本に束ねられてる髪

そして、この近辺の高校はブレザーだが、その人の服は学ランだった。



「ひっでー、何者だとか聞くか?フツー」


いや聞くでしょ!


「かははは、綱吉クンの突っ込みは噂どおりだよ。だからさ、声にだしなよ」


読心術きたぁぁぁっ!!


「オレを無視するんじゃねー!」

「わりぃわりぃ。でもさ、普通気付くだろ?隼人」

「んだと?」


その人は軽快に獄寺君に近寄った。


「もしかして忘れたのか?お前の愛する片割れを」

「お前もしかして……」


「え!獄寺君知り合いなの?」

「アンタ名前なんていうんだ?」

山本の質問に、その人は待ってました。と言わんばかりの表情をした。


「ハジメマシテ、隼人を除くボンゴレ十代目ファミリーの皆サン♪

俺は獄寺瞬吏。

姉貴みたいな腹違いなんてことなく、正真正銘、血の繋がった双子の兄だよ」


「獄寺の……」

「双子ぉぉぉ!?」


「お前なんで此処に居るんだ!!」


オレ達の絶叫をよそに、獄寺君が言った。


「そうがっつくなってー。何々?そんなに俺に会いたかったのか?」

「なっ……」


ニヤニヤと小馬鹿にするような笑みを浮かべた。

よくみれば容姿は似てるかもしれないけど、性格は全然似てない……



「隼人に会いに来た、ってのもあるけどよ、本当は綱吉クンに会いに来たんだぜ」

「オレに?」


「芹浪達から聞いてるぜ、ボンゴレ十代目のボスさんの噂はよ♪」


芹浪

灰色の髪をし、桜色の瞳をしたオレの初恋の人……


突然オレ達から姿を消した、大切な仲間……


「芹浪の知り合い……」

「綱吉クンの話聞いてたら興味でてさっ、芹浪に頼んで並盛高校に転入することになったからヨロシクな♪」


一瞬、悪戯な笑みを浮かべた芹浪の顔が浮かんだ。


「また厄介な人増えたぁぁぁぁぁっ!!」


きっと、芹浪はオレが大変な思いをするのを予想してこの人を送ったのだろう……。



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復活×戯言 

珍しい男主です


これは、転生人生が終了して数年たったお話し……

瞬吏は零崎で、人識と兄弟のような関係

だから芹浪とも仲がいいです。

ぶっちゃけ隼人大好き!なブラコン……

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17:39
弱虫連載
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──並盛中の屋上


「ひーん……」


大勢の生徒に囲まれた一人の少女が嘆いていた。



「怖いよぉ!大体なんでこんな役目なのー!?不幸体質もほどほどにしてほしいよぉ!!」


「テメェ!オレ達を無視してるんじゃねぇ!!」


本当に怖いよ!!獄寺君が今にも飛び掛ってきそうな勢いで怒鳴ってくるよ!!


「本当になんなのー!?」

「惚けるじゃねーのな。お前、仁炉を虐めたんだってな」


いつも笑顔の山本君が珍しく睨んみながら言った。


「な、なんのこと?」

「ふざけるなよ!仁炉ちゃんは泣いてたんだぞ!!」


温厚な沢田君が怒鳴った。

そして、それに便乗して周りの生徒達も言い出した。


最低、生きる価値なし、ウザイなどなど……


私は戸惑っていると、私を見て歪んだ笑みを浮かべた舘堂仁炉が居た。


そこで理解した。

私は彼女の手によりハメられた。


しかも王道なやり方で……



「仁炉ちゃんを傷つける奴は許さない!」


沢田君がそう言って、私を強く押した。

丁度フェンスのネジが緩んでいたようで、私は重力に従って落ちた。



「やっぱり私って不幸体質なんだぁぁぁぁっ!」


叫びながら、それでもどこか余裕を感じていた。

だって……


「おーお、王道な虐めにあってるなー」

赤色が助けてくれると確信していたから……


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戯言×復活の嫌われ連載


このサイトに珍しい弱気な夢主です!

ちょっと新鮮だ!

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