04/02の日記
23:14
カカシ妹連載
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「今日はこの班に新しい子を紹介する」
始まりはカカシの言葉だった。
「はい先生。なんでこんな中途半端な時期なんですか?」
「うん、サクラいい質問だねー。その子はちょっと訳ありの子で、慣れてる俺の所に来たわけ」
「訳あり?」
「そんなことどーだっていいってばよ!ソイツどんな子?」
「うるせー、ウスラトンカチ」
「んだとー!カカシ先生!間違ってもコイツみたいなのはやだってばよ!」
その言葉にサスケとナルトの喧嘩は開始した。
「ナルト、サスケ。喧嘩はあとでやれ。」
カカシの言葉に二人はとまった。
「ま、そういう訳だから」
「で、その子はどこにいるんですか?」
サクラの質問に、カカシは困ったような表情をして頬を掻いた。
「お前もいい加減隠れてないでちゃんと自己紹介しろ」
『……畑シイカです』
銀髪の少女がカカシの後ろからオズオズど出てきて、か細い声で喋った。
「わぁ、可愛い……」
「てかさ、てかさ、なんで隠れてるんだってばよ?」
「……それよりカカシ、ソイツの苗字……」
「やっと突っ込んでくれたか。コイツは俺の正真正銘、血の繋がった妹だ。手出しするなよ」
(((シスコン……)))
カカシのシスコンが発覚した。
『お兄ちゃん、この人たちなんて言ってるの?』
「なんで俺と同じ苗字か聞いてたんだよ」
『そうなんだ……』
「カカシ先生?その子……」
「訳ありって言っただろう。コイツは耳が聞こえないんだ」
『でも、私…読唇術使えるのでなんとか……』
「ま、そういうわけだから、この子に話すときは出来るだけハッキリ口を動かしてあえげてね」
「「「了解」」」
『ご迷惑ながら、よろしくお願いします……』
カカシに隠れて言うシイカの声はやっぱりか細かった。
こうして、第七班に新しい仲間が増えた。
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カカシ妹
耳の聞こえない少女
を書きたかった産物……
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