short songs


 
詩みたいなモノ、文にならないもの・文元置き場です

キャラ指定とか名前アリとかありますが基本名無しですので、

ご自由にカプやご自分を重ねて萌えてくださいな(´Ч`)
 
 
◆世界破滅論と“僕ら”。 

 
あさって目が覚めたら もう地球はないらしい

あした、最後の一日を僕らはどう過ごすのだろう

きょうのこの夜、不安を抱えたまま眠りについてあした僕らは


誰のもとに向かい、

誰と過ごし、

誰に何を求めるのだろう


お金も、名誉も、知恵も何一つ必要の無くなった世界に僕らは何を願うんだろう


遠く広がる草原に倒れこむ『滅亡』を畏れたものたちも

情報発信という混乱させる種をまく人たちも

1人で逃げようとした人も。



きっとあしたには、ほんとうの『独り』。


 

2009/12/11(Fri) 04:15 

◆お菓子に溢れて甘いもの。 

 
甘い甘いお菓子みたいに

キミは俺を虜にするから


こっちだってハマるとこまでハマってやろうなんて、

強がりみたいな …本心みたいな

不思議なことを思ってしまう。



甘い甘いお菓子みたいに

世界がキミで溢れてたら、と思ったら恐くなった

君がみんなに獲られてしまうなんて考えたくも無かった



キミはお菓子に嫉妬する。



だけど。


『お菓子<キミ』

これは永遠に変わらないから

少しは安心して欲しい。




  
  だから・・・・・・・居なく、ならないで。

 
 

2009/12/11(Fri) 02:25 

◆スナイパー 

 
キミはいつも さも偶然のように僕のとなりにやって来る

それがいつの間にか当たり前になってしまった

だめなんだ これ以上の接触は

僕がキミを狙ってるように

キミも僕を狙ってる


     本当は違うって わかってるのに


そばに居たくてもそれは叶うことはないのだから

だったら互いにターゲットを殺ればいい



狙って 狙って
 ターゲット
目標物確認。

ホントの気持ちは、知ってたから

安心して、殺って。
 

2009/12/06(Sun) 04:07 

◆「またね」 

 
そんな残酷な言葉、要らないから

そう言われる度に、期待をしてしまうから


どんな言葉よりも身近だけれど、

どんな言葉よりも苦しくなる


「またね」なんて言わないで


忘れられなくなってしまうから。

前に進めないから。


本当に欲しい言葉なら、自分から言うよ

・・・「一緒にいて」、と


だから、だからだから。

遠くに行かないで そばに居て 声を聞かせて

       好きだから、・・・・・・君を


そんなひと言もいえない、臆病なふたりだから。

 

2009/12/04(Fri) 02:16 

◆夢現 

 
ちいさく光って




消えてしまった

・・・・キミは何処。







空に誓った
 



淡い約束はまだ

自分の中で くすぶっていて。





僕は此処に居るんだよ

キミを待っているんだよ、だから


だからまた逢おうって

キミが云ったから



独り、現実か夢かも判らない世界で

・・・・・キミを待とう。


        


         たとえ僕が。

2009/12/01(Tue) 05:46 

◆暗闇で 

 
暗い暗い森の中

そこで僕はキミに逢う


最初は互いに知らないフリ


でも 知らないままその森で歩いてはいけない

独りでは暗闇に飲み込まれてしまうから



「ねぇ、・・・名前は?」

返ってくる答えが分かりきっている質問を平気でし合う

だから気付きもしなかった

互いに思っていたこの気持ち


『好きだった』なんていう過去形の想い

『愛している』なんていう現在進行形のこの想いは今も尚膨らんでいく一方で


だから恐いんだ

キミと違ってたらどうしようって


だから僕らは知らないフリ

いちばん安全で いちばん普通な対応



傷つくのが恐い二人だから

ソレが同じってだけで既に『ひとつ』だったのに


 

2009/11/29(Sun) 19:00 

◆手つかずのその先。 

 
ドクドクとうるさい心臓の拍動

鏡を見なくても分かる真っ赤な顔

今にも溢れそうな涙

自分に問い掛けなくても分かる・・・・・キミへの想い




・・・どうか

どうか神様。

この木の下で待っている自分が、キミが来て想いを伝えた1分後に泣いていません様に。

独りで寂しく想いを無理矢理消し去ってしまっていません様に。








・・・でも、溢れた涙。

それは、喜びと安堵の、涙。

 
      神様、ありがとう


 

2009/11/29(Sun) 12:21 

◆高く 強く 儚く 

 
透明で、やわらかくて、こっちが頑張って息を吹き込めばそれに答えて膨らんでいく。

そこには全てを包んでくれる優しい強さがあって。

だから触れてみるけれど、そしたらあっという間に消えてしまう儚さ。



 
ふわふわとして まるで掴みどころの無い あなたのようで。



『光くん』、と

陽だまりの中で俺を呼ぶあなたがいつか


シャボン玉のように消えてしまいそうな気がして。

高く、高く、空へ向かって空色になって見えなくなりそうで。

その陽だまりに溶け込んでしまいそうで。



なあ、気付いてる?

本当は先輩、もろいんやで。


 
だから俺がずっと守る。

守られて、・・・守るから。



 

2009/11/29(Sun) 06:42 

◆手錠をはめて。 

 
 
「俺から逃げられるなんて・・・

 そんなこと本気で思うてるん?」



・・・囁かれた声

大きな声ではないのに、“それ”は俺を支配する


この絶対なまでの支配感に襲われ、酔いしれていたついこの前までの俺


絶望と安堵の中間地点という、なんともバランスの悪い位置で

・・・・・・・ずっと耐えてきた


いや、そうであった事を知らなかった


今はそんな自分が嫌過ぎるんだ、

だから、   ・・・・・・・。


でも。

「そんな希望、俺が存在が嫌になる位まで叩き潰したるわ」


「お前は此処に居て、」


「怯えながら・・・俺のモノになればええ」





そんなあなたさえ、今は愛しいと感じてしまうから。

だから。

この手錠もひとつの愛の証に見えてしまう。

心が壊れてく音は、

とっくの昔に聴いたけれど

あなたの心の音に未だ・・・・・




訊いたことはなくて。



 

2009/11/29(Sun) 06:31 

◆空見上げて午後7時。 

すたすたすた

    すたすたすた・・・


さっきまで体温を感じ、暖かかかった右手が寂しい。

君を送ってから独り冬の空を見上げる。


午後7時だというのに空は真っ暗で

少し恐くなって思わず名前を呼んでみたりして

「・・・   。」


君は感じてくれるかな

・・・この思いを



なんて思っていたら携帯から音楽が流れる。

メールの送信先は、


     ・・・・・・勿論、キミ。
 

2009/11/29(Sun) 03:27 

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