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□THE POINT OF NO RETURN
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薬師カブトのアジトから押収した小瓶のひとつは、彼の研究ノートから"類を見ない毒薬"だと判明した。
無味、無臭、無色、どんな感知能力者でも見抜けず、体内に入れば24時間以内に心臓が停止する。
確実に、殺すことが出来る。
誰にも気付かれずに。
ボクは小瓶とノートを回収した。
報告書には何も記さずに。
それだけでも重罪に値することだと分かっていて、ボクはこの"罪"を自分の懐にしまい込んだ。
ボクがこんなことをした理由は、ただひとつ。
うちはサスケが里に帰還したからだ。
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