オリキャラ短編2
□はっぴぃ、ばーすでー
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今日は政宗様のお誕生日です。
先程から私は、裁縫をしています。
何を作っているかは、秘密です。
「愛姫様、失礼致します」
外から小十郎殿の声がします。
急いで片付けようとしたら、針を指に刺してしまいました。
・・・痛いです。
「!! いかがなさいましたか。指から血がっ」
「い、いえっ、なんでもありませんっ」
小十郎殿は私の後ろの裁縫道具と、作りかけの其れに目をつけてしまいました。
あぁ、秘密にしようと思ったのに・・・
「そういうことでしたか。 手をお出しください。手当ていたします」
大人しく従います。
だって、せっかく政宗様からいただいた内掛けに血がついてしまいますから。
小十郎殿は手早く指に止血をして軽く包帯を巻きます。
手馴れたものです。
「これで良いでしょう」
「ありがとうございます」
小十郎さんは今日の宴の連絡をして、出て行かれようとしました。
でも、私は引き止めて、ひとつ質問をしました。
小十郎さんは一冊の本を渡してくださいました。
もう、これでばっちりです。
あとは、これを完成させるだけ。
政宗様、喜んでくださるでしょうか。
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