シカマル×いの長編置き場
□友達
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父「おーい、いの!帰ったぞー」
それからしばらくたってお父さんは戻ってきた。
ぃ「あ、お帰りなさい!」
父「ん?なんだやけに嬉しそうじゃないか?そんなに明日が楽しみか?」
あら?顔に出てたかしら?
お父さんって結構鋭いのよね。
ぃ「まぁ、そうよ。明日が待ち遠しくてならないわー!」
本当は違うけど、そういう事にしておこう。
あれは、私とチョウジだけの秘密だわ。
父「そうか、明日はアカデミー入学と、お前の誕生日でもあるもんな。そりゃあ楽しみだろう!」
ん?
ぃ「私の誕生日?」
父「そうだろ。だって明日は九月二十三日だからな。お前は11歳になるんだよ」
ぃ「狽ル…本当だわー!」
すっかり忘れていた。
今日はやけに誕生日プレゼントの注文が多かったから、そっちでいっぱいになってたわ。
でも同じ誕生日に二人とも男の子だとなると、もしかして同一人物かしら?
父「自分の誕生日を忘れるなんて……お前よっぽどアカデミー入学の事ばかり考えてたんだな!」
お父さんはハハハッと、豪快に笑った。
それもあるけど、今日は違うわよ!
それに、どちらかと言えばアカデミー入学は不安だった。
ぃ(アカデミーには、あの女の子達がいる…)
数日前まで、私をいじめていたアカデミー生…
最近は全く見かけなくなったが、きっと私に気付けばまた色々言い出すだろう。
そんな子達がいる中で、友達は出来るのだろうか…
また、いじめられやしないだろうか…
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