シカマル×いの長編置き場

□友達
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父「それじゃ、そろそろ閉店時間だから今日はここまでにしような。
お父さんはちょっと、ヨシノさん家に言ってくるから、後はたのんだぞ」

ぃ「そういえば、お父さんと親友なのよねー、ヨシノさんの旦那さん」

父「そうだ、ちょっと挨拶してくるよ。すぐ戻ってくるからな!」

ぃ「分かったわー」


お父さんと、その旦那さんと、あともう一人…は、よく知らないけれど、
昔その三人はよく組んでいた仲間らしい。

ここ何年ほど、連絡が途絶えていたけど、つい最近…その奥さんのヨシノさんがこの花屋を見つけて、もう一度再開するきっかけになったようだった。


ぃ「さて、それじゃお店の片付け…ちゃっちゃと終わらせてー、
明日のアカデミー入学準備するわよー!」


私は張り切って、閉店の用意を始めた。

店内の花にまんべんなく水をやり、窓を拭き、しまいにシャッターを閉める。

そのシャッターを閉める所で、ふいに手が止まった。


ぃ「あんた誰ー?今日はもうおしまいよ?」

お店の前には、ちょっとポッチャリとした男の子がつっ立っていた。

とりあえず、閉店だという事実を伝える。


「え?そ、そうなの…」


彼はしょんぼりと、残念そうに俯いた。

なんか可愛いわねこの子…


ぃ「ま、そんな顔されちゃしょうがないわー。
ほら、入りなさいよ?特別だからねー」


つい、許してしまった。

ま、お店の利益になるからいいわよね。



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